2008年2月23日土曜日

道新販売所の従業員、酒気帯び運転で逮捕 札幌豊平署

札幌豊平署は十九日、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で、札幌市清田区平岡三の六、北海道新聞販売所従業員工藤教時容疑者(52)を逮捕した。
 調べでは、工藤容疑者は十九日午後八時十分ごろ、同市清田区清田一の四の道道で、酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。
 工藤容疑者は、直前に千歳市内の女性(30)の乗用車と接触する事故を起こし、駆けつけた警察官が呼気検査をしたところアルコール分が検出された。同容疑者は調べに対し「仕事が休みで、自宅で午前八時から午後三時ごろまで酒を飲んでいた」と供述しているという。

(北海道新聞より引用)

2008年2月17日日曜日

旭ダンケ 札幌の同業を子会社化 苫小牧の工場拠点に首都圏へ販売強化

コンクリート製品製造販売道内大手の旭ダンケ(旭川、山下裕久社長)が、同業の北海道ロックラーパイプ(札幌、草別義昭社長)の全株式を取得し、子会社化することが十四日分かった。四月一日付で実施する。苫小牧市勇払にある北海道ロックラーの工場を拠点に、好調な首都圏向けの販売を強化する狙いだ。
 旭ダンケは、北海道ロックラーの親会社で土建業の草別組(後志管内岩内町、草別義昭社長)から株式を取得するが、購入金額は公表していない。北海道ロックラーの従業員のうち、希望者は旭ダンケが引き継ぐ。
 北海道ロックラーは苫小牧のみを製造拠点とし、二○○七年三月期の売上高は五億九千二百万円。一方、旭ダンケの同期の売上高は百二十億三千九百万円に上るが、苫小牧に工場がない。
 山下社長は「首都圏に製品を輸送しやすい苫小牧に製造拠点を置く意味は大きい」と、子会社化することの狙いを話している。

(北海道新聞より引用)

2008年2月11日月曜日

灯油2-3円下げ コープさっぽろ、あすから全道で

道内最大の灯油共同購入団体、生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は九日、札幌地区で一リットル当たり九十六円としている灯油価格(定期配達、税込み)を、十一日から九十三円に引き下げるなど全道で二-三円値下げすると発表した。在庫増加により仕入れ値が弱含みになっているため。小売価格相場形成に大きな力を持つ同生協の値下げで、道内の灯油価格は下落傾向に転じそうだ。
 値下げ後の最安値は、札幌、北広島、江別などの九十三円。最高値は稚内、根室などの九十九円。このほか旭川は九十四円、函館、釧路は九十五円などとする。今回の価格改定で百円を超える地区はなくなる。仕入れ値の下落幅が比較的小さい稚内、根室のほか、中標津などの遠隔地では値下げ幅を二円にとどめた。同生協が灯油価格を引き下げるのは、二○○七年二月二十一日以来。
 同生協は、値下げの理由を《1》原油価格が高止まりしているが、円高で輸入コストは横ばいになっている《2》価格高騰による販売不振で在庫が膨らみ、安値の業者間転売(業転)物が出回り、実質的な仕入れ値が下落傾向にあるためとしている。今後の見通しについて、同生協は「在庫は高水準で、極端な冷え込みが続かない限り価格上昇はないだろう」(幹部)とみている。
 同生協は○七年十二月一日に灯油価格を全道で十七円引き上げた後、原油高騰の沈静化を受けて今年一月、二月と価格を据え置き、値下げの機会をうかがっていた。石油情報センターの調査によると、四日時点の灯油(配達)の道内平均小売価格は九九・六円だった。

(北海道新聞より引用)

2008年2月7日木曜日

純白の祭典 歓声高く寒さも快感 タイのエイズ感染孤児が来札

札幌しらかばライオンズクラブ(山田光国会長)は、エイズで両親を亡くし、自分たちも母子感染したタイの孤児たちを、五日に開幕した「さっぽろ雪まつり」に招待した。初めて見る巨大な雪像と一面の銀世界に、子供たちは大喜びしていた。
 来札した孤児は七歳から十一歳までの五人で、タイ北部チェンマイ郊外にあるエイズウイルス(HIV)に感染した孤児の生活施設「バーンロムサイ」で暮らしている。しらかばライオンズクラブは同施設に七年前に寄宿舎を建設して以来、毎年メンバーが訪れて文房具や薬を贈るなどして交流を深めてきた。
 今回は元会長の立花征雄さん(69)らが「子供たちに本当の雪を楽しんでほしい」と発案。付き添いの施設関係者四人とともに二日から初めて札幌に招き、おたる水族館などを巡った。
 五日は雪まつりの大通会場を、同クラブのメンバーが孤児一人一人の手を引きながら見て回った。寒いので風邪をひかないよう休み休み歩いたが、子供たちは雪をさわっては「さらさらしている」「柔らかい」などと大喜び。雪玉を大人たちに投げるなどしてはしゃいでいたタン君(10)は「すごく楽しい」。ミウさん(11)も「寒いけど気持ちいいわ」と、初体験する雪の世界を楽しんだ。
 付き添いできたバーンロムサイの職員麻生賀津子さんは「一回限り寄付する人が多い中で、しらかばクラブは皆さん長く付き合ってくれるので子供たちは本当に感謝しています」と話していた。一行は六日は雪まつりのさとらんど会場へ行き、七日に帰国する。

(北海道新聞より引用)

2008年2月1日金曜日

道のイネ調査 花粉飛散距離 道基準の2倍 GM条例見直しも

遺伝子組み換え(GM)作物の交雑防止のために道が行っている花粉飛散距離調査で、イネの花粉が六百メートル離れた場所まで飛散したことが二十八日、分かった。この距離は、栽培間隔に関する国の指針(三十メートル)の二十倍、道基準(三百メートル)の二倍になるため、道は新年度の調査結果を待って基準見直しを検討する。
 同日、札幌で行われた食の安全・安心委員会GM作物交雑等防止部会で報告された。
 調査はGMではないイネや大豆など五品目で昨年度から実施。イネでは、うるち米の栽培場所から六百メートル離れた場所まで百五十メートル間隔でもち米を栽培し、受粉状況を調べた結果、三百メートルで0・023%、六百メートルで0・028%の交雑があった。
 二○○六年施行の道GM条例では、過去の交雑報告に基づき、栽培間隔を三百メートル以上に規制。昨年度の調査では二百三十七メートルの間隔で交雑があったため、本年度は間隔を拡大して実験した。
 道によると、条例施行後、道内では飛散防止措置をした一部研究施設以外でGM作物の栽培は行われていない。○八年度も栽培を行う予定の生産者や研究機関はない。

(北海道新聞より引用)