2008年1月27日日曜日

コンサ補助金 札幌市は3年継続 貸付金5億円、10年間で完済

来季、サッカーJリーグ1部(J1)に昇格するコンサドーレ札幌の運営会社、北海道フットボールクラブ(HFC)の経営支援問題で、札幌市は二十五日、補助金を5%程度減額した上で二○○八年度から三年で打ち切り、単年度ごとに金利だけを受け取り元本五億円の返済を猶予してきた貸付金については十年で完済させる方針を固めた。  HFCへの補助金額については、○七年度、九千万円を支出。貸付金についても、年度ごとに利率1・1%で五億円を貸し付けてきた。  補助金打ち切り方針について、市幹部は「いつまでも行政が補助を続けるのは好ましくない」と強調。市の財政難が続いていることもあり、行政依存体質から抜け出させ、自立経営の実現を求める。  市は同日、支援継続の条件として、《1》観客動員数を増やす《2》企業スポンサーの獲得《3》経費見直し《4》事業内容に関する進ちょく状況の確認-の四点を提示した。これに対しHFCの児玉芳明社長は「真摯(しんし)に受け止め、しっかりやっていきたい」と話した。  また、HFCが市に求めている一億五千万円の出資金の80%減資について、上田文雄市長は同日の市議会経済委員会で「減資は考えられ得る方法としては現実的だ」と答弁。公式の場で初めて、減資を了承する意向を示した。

(北海道新聞より引用)

0 件のコメント: